素材別にみるコンタクトレンズの特徴

視力矯正器具として私たちの生活をサポートしてくれるコンタクトレンズですが、使用されている素材について考えたことはあるでしょうか。レンズに使われている素材は主にプラスチックですが、そのプラスチックも一種類だけではなく何種類もの様々な特性を持ったプラスチックが使われることによって装着感や使い捨てタイプなど様々な種類の製品が作られ販売されています。レンズの種類は大まかに分けると、酸素をたくさん通す特性を持った「ハードレンズ」と水分を含んでいてやわらかい素材の「ソフトレンズ」の二種類に分かれます。どちらにもメリット・デメリットがあり、装着感や個人個人の生活スタイルに合わせて好きな物を選ぶことができます。今回はそんなコンタクトレンズに使用されている素材の特徴について見ていきたいと思います。

ハードコンタクトレンズの素材について

酸素をたくさん通す特性を持った硬いプラスチック素材で作られています。主に「シリコン」や「アクリル系」の素材がよく使われます。目に酸素を通さない「非酸素透過性」タイプのハードレンズが主流でしたが、現在は酸素をたくさん通すことができる「酸素透過性」タイプが主流となりました。酸素をよく通す素材の為、瞳が酸欠状態になることを防ぐことができます。レンズ内に水分を含まず、目の水分を奪うこともないので目が乾きにくいのがメリットで、目の健康を考えるのならばこちらのタイプを勧められることが多いそうです。耐久性に非常に優れていて丈夫な材質のため二年~三年程使用することができコスパも良いです。ハードレンズにはソフトレンズのように1日・2週間といった短期間での使い捨てタイプがなく、常用タイプのみです。

ソフトコンタクトレンズの素材について

水分を多く含む柔らかい素材で作られています。主に「シリコーンハイドロゲル」や「ヒドロキシエチルメタクリレート」という素材が使われます。水分を多く含み酸素の透過率も高いため、目の乾燥やドライアイなどの症状を緩和させる効果もあります。酸素透過性の高いシリコーンハイドロゲル素材のソフトレンズはハードレンズにも負けない程の酸素透過性があります。また、ソフトタイプには1日・2週間など短期間の使用で新しいレンズと交換する使い捨てタイプもたくさんの種類が増えてきており、近視による視力矯正だけでなく、乱視用や遠近両用などが開発・市販され大変便利になりました。特に1日使い捨てタイプは、レンズを外したら保管せずそのまま捨てるだけなので、ケアの必要がありませんのでケアが面倒という方にはぴったりなレンズです。