コンタクトレンズ取り扱いの注意点

コンタクトレンズは、見た目に影響を与えず、手軽に扱えることなどから、使用する人が年々増えています。使用年齢に制限はないため、最近では小学生くらいから装用を始めるケースも見られます。しかし、コンタクトは本来高度管理医療機器です。非常にデリケートな瞳に直接装用するものですので、取り扱いには細心の注意が必要です。使用する際には眼科医の検査と指導が不可欠となります。しかし、最近はネットで手軽に手に入れることができ、使用方法も難しくないことから、軽い気持ちで使用している人が増加しています。不適切な取り扱い方をしたために、細菌やウィルスに感染するといった例が後を絶ちません。最悪の場合は視力障害を起こしたり視力を失ったりすることがあることを、よく理解すべきでしょう。それでは、コンタクトレンズを装用する場合はどのような点に注意するべきでしょうか。

ハードレンズとソフトレンズの適切なケア方法

コンタクトレンズにはハードレンズとソフトレンズがあります。また長期間使えるタイプと使い捨てタイプがあります。長期間使えるタイプにも使用期限はあり、通常は2年程度での交換が望ましいとされています。レンズを装用するとたんぱく質や脂質や汚れがレンズに付着しますので、装用ごとにしっかり洗浄・消毒する必要があります。ソフトレンズのケア方法はいくつかありますが、よく利用されているのが、洗浄、消毒、保存が一本でできるケア用品です。レンズに薬剤をたらしてこすり洗いした後、同じ薬剤で洗い流します。ケースに薬剤を入れてレンズを浸せばOKです。過酸化水素で洗浄・消毒を行う薬剤もあります。こすり洗い不要のため、レンズを破損しやすい人向けです。レンズケースに消毒液と中和剤をいれてふたを閉め、一定時間おけばケア完了です。煮沸消毒する方法もあります。洗浄液で良く洗った後、ケースを煮沸器にセットして加熱消毒します。ハードレンズのお手入れは、薬剤をたらしてこすり洗いした後、流水で洗い流す方法があります。いずれの場合も、レンズケースも良く洗浄・乾燥させましょう。

使い捨てタイプの注意点と守るべきレンズの装用時間

使い捨てタイプには、1日、1週間、2週間、1カ月などの種類があります。中には、例えば2週間使い捨てを1カ月使用するというような人がいますが、眼病になる危険があります。使用期限はきちんと守りましょう。使い捨てレンズの期限は、開封した日から数えます。1週間使い捨てだから7日分装用できるということでなく、開封して1週間がたてば、開封日しか装用していなくても捨てなければなりません。また、1日使い捨てはその日に捨てるのでいいとして、それ以外の使い捨てタイプは、基本的に使用期間内は装用し続けられるわけではなく、毎日はずしてその都度きちんとケアする必要があります。装用時間をきちんと守ることも大切です。便利なためについ長時間つけてしまいますが、レンズの装用中は角膜の呼吸が妨げられます。酸素不足になると目のトラブルのリスクが高まります。装用時間は、ハードで16時間程度、ソフトで12時間程度が目安です。装用初めは短時間で外し、徐々に時間をのばして慣らしていきましょう。レンズを快適にかつ安全に使用するためにも、定期的に眼科で検診を受けるといいでしょう。